詐欺に注意:おいしい投資話には裏がある

投資・NISA入門
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投資を始めると、SNSやYouTube、知人から「楽して儲かる話」を耳にすることがあるかもしれません。
でも、そうした話の多くは、詐欺か、仕組みをよく理解していない人からの勧誘です。
投資を始めたばかりのころは、専門用語や仕組みが難しく、
「この人すごいな」「信頼できそう」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、金融の基本を知っていれば避けられる危険も多いです。

この記事では、代表的な詐欺の手口と、避けるためのポイントを紹介します。

ポンジスキーム ―「配当を出しているように見せる」詐欺

有名な詐欺のひとつに「ポンジスキーム」と呼ばれるものがあります。
ポンジスキームは、実際の投資や運用をほとんど行わず、後から参加した人の資金を前の人への「配当」や「分配金」として支払う詐欺的な仕組みです。
見かけ上は利益が出ているように装い、「うまく運用している」と信じ込ませて、さらに多くの人から資金を集めます。

最終的には、資金が集まりきったタイミングで運営が姿を消し、資金の所在も不明になるケースが多く見られます。

具体例:100万円預けて「毎月3万円の配当」

「100万円預ければ、毎月3万円の配当がもらえる」という触れ込み。
最初のうちは実際に配当が入り、「本当に儲かる」と信じてしまいます。
しかし1年後、運営者が音信不通になり、元本は戻らず――
結果的に36万円だけ受け取って、残り64万円を失うというケースです。

詐欺師は、最初に実際にお金を払うことで信用を得て、
「自分は特別に選ばれた」「実績がある」と錯覚させ、勧誘を広げさせます。
そして、集めた資金が最大まで膨らんだタイミングで、資金を持ち逃げしてしまいます。
もし善意で大切な友人を誘っていれば、結果として人間関係まで壊してしまいます。

こうしたポンジスキームの厄介な点は、
運営側が少しでも「投資の実態があった」と主張できる余地がある場合、
被害の回復が難しくなることがあるという点です。
実際に、そうした理由で被害の回復が進まなかった事例もあったようです。

つまり、利益が出ているように見えるだけで信頼してお金を預けてしまうと、
後から取り戻すのが極めて困難なのです。

注意

※本文中の「配当」「分配金」は、正規の金融商品の配当を指すものではありません。
詐欺では「配当」「利息」「分配金」などの言葉を使って、安定した利益を装うケースがあります。
被害を防ぐためには、金融庁の監督を受けた上場株式や投資信託など、正規の金融商品で投資することが大切です。
不審な勧誘を受けた場合は、契約や送金を行う前に、金融庁や消費生活センターなどの公的機関へ相談してください。

高額情報商材や個別相談にも注意

「100万円の講座で人生を変えましょう」「年利30%の運用法を教えます」
こうした高額な講座や個別相談も注意が必要です。
中身はネットに無料で載っている情報の寄せ集めだったり、
講師自身が投資で稼いでいないケースも少なくありません。

また、最初に安価な教材を売って信頼を得てから、
「より詳しい内容はこの講座で」と高額商品を勧めてくるパターンもあります。
特に、「この日までに申し込めば特別価格」「今だけ限定」といった焦らせる営業トークには要注意です。
冷静に考える時間を与えないのが、詐欺の常套手段です。

💡冒頭で出てきた「年利30%」という言葉に違和感を持てましたか?
怪しいと思えた方は素晴らしいです。次の項目でその理由を説明します。

年利で見抜く詐欺のサイン

投資の世界では、年利を聞くだけでおおよその危険度を判断できることがあります。

  • 年利5〜10%前後:信頼できる実績があれば検討の余地あり
  • 年利15%:かなり疑わしい
  • 年利20%以上:ほぼ詐欺だと思ってよい

インデックス投資の年利は平均すると5〜7%程度になると一般的に言われています。
そのような投資の世界で、私たちのような一般人に、突然おいしい話が回ってくることはまずありません。
もしそんな話を「絶対儲かる」と勧めてくる人がいたら、
その人自身がすでに騙されているか、あなたを騙そうとしているかのどちらかでしょう。

現実的な利回りの目安

短期で運用する場合や、リスクを抑えたい場合は、年利1〜3%程度を目安に考えるのが現実的です。
たとえば、個人向け国債や定期預金など、値動きの少ない金融商品が候補になります。

一方、長期で運用できる資金があるなら、インデックスファンドをコツコツ積み立てる方法がおすすめです。
長期で続けることで、短期的な値動きリスクを抑えつつ、平均で年5〜7%ほどのリターンを目指すことができます。

結果的に、手間も少なく、安心して続けやすいのがインデックス投資の大きな利点です。

まとめ

  • 「元本保証で高利回り」はありえない
  • 年利15%を超えたら、まず疑う
  • 高額情報商材や焦らせる営業トークには注意
  • 理解できない仕組みの投資はやらない
  • 長期で続けるなら、インデックス投資が最も堅実

投資の世界では、「知らなかった」が一番のリスクです。
でも逆に言えば、仕組みを少し知っているだけで、ほとんどの詐欺は避けられます。
難しい知識よりも、「おいしい話はない」という感覚を持っておくこと。
それが、長く安心して投資を続けるための第一歩です。

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